パンクやエンジンがかからなくなったなどの、突然のトラブルに備えていますか?
そんな緊急時に頼りになるのがロードサービス。でも、「お金がかかる」と勘違いして、利用していない人もいるようです。
お出かけが増える夏のレジャーシーズンの前に、便利なロードサービスの仕組みを学んでおきましょう!
今回も Wincube(車検のコバック小倉南店@北九州)が解説致します!
1. ロードサービスとは?
ロードサービスとは、車のトラブル時に助けを呼べるサービスです。
ロードサービスで対応してもらえるトラブルにどんなものがあるのか、見てみましょう。
- インロック(鍵の閉じ込め):車の鍵を開けてもらえる
- パンク:スペアタイヤとの交換、簡単な修理
- バッテリー上がり:ジャンピング(外部から電気を流してエンジンをかける)またはバッテリー交換で対応
- ガス欠:ガソリン等の燃料切れに対して、一定量の燃料を供給してもらえる
- スタック、落輪:ぬかるみや雪、溝にはまった状態から引き上げてもらえる
- 故障で立ち往生:レッカーで修理工場等へ移動
上記は、ロードサービス専門の「JAF」なら、全て対応可能な内容です。
クレジットカード付帯のロードサービスなどでは、スタックなど対応できない場合もあるので、加入時にどこまで対応してもらえるのか確認しておきましょう。
2. ロードサービスは「保険」じゃない。安心して使って大丈夫
ロードサービスを「保険」だと思っている人が増えているようです。
最近では、いろいろな企業がロードサービス付帯のサービスを展開していますから、少々わかりづらいのかもしれません。
「ロードサービスを使ったら、保険の等級が下がるんでしょう?」といったお尋ねを当店でも受けたことがありますが、ご心配無用。
ロードサービスの利用は、保険の等級には一切関係ありません!
自動車保険とは、車による事故に関する損害を補償するもので、ケガをした人がいたり(自身を含む)、破損された器物(自車を含む)があったりするときに使います。
ロードサービスは、事故がない状態で走行不能などのトラブルに陥った際に対応するもの。事故補償ではないので等級に影響しないので、安心して使って大丈夫です。
もしもの時は、契約しているロードサービスにすぐ連絡しましょう。
3. ロードサービスの料金はいくら?
気になるのは、ロードサービスを使った際の料金です。
ロードサービスが使える条件が各社で異なるので、その点も含めて、契約先による違いを事前にチェックしておきましょう。
JAF
JAF(正式名称「一般社団法人日本自動車連盟」)のサービスは、「人」に対しての契約になります。
そのため、加入して会員になっていれば、レンタカー等の、自分が所有していない車を運転している際のトラブルにも対応してもらえます。
会員の登録費用は、個人会員の場合だと1年間で6,000円。クレジットカード支払いで契約し、1年分の支払いをすると同時に、以降の支払いを自動振替登録すると、500円の割引が受けられるシステムです(家族会員は年間2,000円)。
サービスの利用回数には制限がありません。バッテリー上がりやパンク修理など、基本的なトラブルの場合、会員は無料で利用できます。
JAFは会員でなくても利用できますが、その際は13,100円〜で、修理内容によって料金が変わります。といっても明朗会計で、よほどひどいトラブルでなければ20,000円以内で収まることがほとんどではないでしょうか。
移動時の燃料代やレッカーの牽引料等、実費計算になる部分もありますが、国内でロードサービスを利用するなら、最も心強く信頼度が高い企業です。
自動車保険付帯のロードサービス
自動車保険付帯のロードサービスは、遠方でトラブルに遭った場合の宿泊代や帰宅費用等のサポートもあり、トラブルの内容によっては、こちらを利用する方が助かる場合もあるでしょう。
自動車保険付帯のロードサービスは、バッテリー上がりやスペアタイヤとの交換、インロックなど基本的な対応が全て無料になります。
ただし、無料で利用できる回数に制限がありますので、1度目は保険付帯のロードサービスを利用して、2度目以降はJAFに依頼するなど使い分けをすると良いですね。
クレジットカード付帯のロードサービス
ロードサービス付帯のクレジットカードは種類が豊富で、月々の支払いも数百円程度です。支払い負担を抑えながら安心を付けておきたい人向きかもしれません。
ただ、カード会社によってサービス内容が異なるため、「利用できると思っていたサービスが含まれていなかった」ということにならないように、事前にチェックしておく必要があります。
カード付帯ロードサービスで比較したいポイントはこちらこちら
- 年会費、月会費の有無
- 受けられるサービスの内容
- 利用回数制限
- キャッシュバックやポイント等のサービスの有無
基本的なサービスはこちらも無料で受けられます。
中には、特定の店舗でショッピングした際に、ポイントが通常より多く付くものなどもあって、お得感の高いカードを選ぶ楽しみもあります。
【注意】ネットで探したロードサービスでトラブル多発中!
ロードサービスを利用する際に、最も注意しなければならないのは、「契約していないロードサービスをインターネット上で探して利用する」こと。
ネットでは安い価格を謳っていたのに、いざ呼んでみたら10万円を超える額を請求された、というトラブルが多発しています。
ここでひとつ、おさらいしておきましょう。
「JAFや自動車保険、カード付帯のロードサービスは、会員登録していなくても利用でき」て、有料の場合でも「正規料金以外の請求は発生しない」ことです。
自動車保険に加入していればロードサービスはほぼ付帯されていますし、ご自身が所有するカードにサービスが付帯されているならば、絶対にそちらを使う方が安全かつ安心です。
制限内なら無料で対応してもらえるのですから、わざわざ契約もしていないロードサービスを有料で呼ぶ必要はありません。
想定外のトラブルはパニックになりがちで、思わずスマホで対処法を検索したくなりますが、解決策は、自分の持っているお財布の中にあることを思い出しましょう!
JAFの会員証や、サービス付帯のカードをお財布に入れて携帯しておいて、そこに電話するだけで良いのです。
最近では、カードを携帯しなくても、専用アプリからロードサービスを依頼できるシステムも増えてきました。
GPS機能が使えるため、見知らぬ土地でのトラブルにも迅速に対応できます。
くれぐれも、ネット上の情報を鵜呑みにして見知らぬサービスを呼ばないこと!
これは鉄則として覚えておいていただきたいと思います。
Wincubeでも緊急のトラブルに対応します!
Wincubeでも、緊急のトラブルに対応しています。
レッカーで運ばれてきた車の修理等もこれまで多く手がけてきました。
応急処置でとりあえず車を動かせるようにした後で、うっかりそのまま放置するケースも見かけます。
トラブルの再発に見舞われないためにも、応急処置の状態で走り続けないよう注意してください。
ロードサービスには、利用制限がかかる場合もあるとご紹介しました。
トラブルを繰り返すと、結局は支払いが発生することになりかねませんから、1度目のトラブルの際にしっかりメンテナンスをしておきましょう。
どこをチェックするべきか不明な時は、お気軽にご相談下さい。
車検整備工場である当店なら、見落としがないよう細かくチェックします!